Neoblogのブログ

日記です。つらつらと思ったことを書いてます

キャリア形成と成果報酬

Neoです

今日はキャリア形成と成果報酬に関して話していこうと思います。

 

この2つ何が関係あるのって思った方もおられると思います。

 

まず従来の年功序列について考えてみましょう。高度経済成長期においては、部下を厳しく指導することで、無理矢理スキルアップさせていた面もありました。しかしながら、パワハラが厳しくなった結果、部下を厳しく指導することで本人の意思に関係なく無理矢理スキルアップさせるといった事はご法度となっています。では、どのようにして社員のスキルアップを自発的に促すか。これはマネーで解決するのが公平です。これが成果報酬の大きな意義です。

 

さらに、年功序列の給与体系では、キャリア形成の幅が大変小さくなります。それは何故か?

会社で課長や部長のポストにつける人と言うのは限られています。それらのポストにつけなかった人は、年功序列の会社では何をどう頑張っても給与は上がりません。であればサボる方がお得と考えるのも無理はありません。

 

成果報酬の会社であれば仕事をした分だけ、きちんと給与もらえると言う風な文化ができます。そうするといかに成果を出すかと言うモチベーションが生まれます。高い成果を出そうと思うとがむしゃらに頑張ると言うだけではなく、いかにスキルセットをうまく組み合わせるかが重要になります。

 

例えば何らかの専門分野で頑張っている人は、さらに英語を身に付けることで海外の文献を読んでさらに成果を出すことができます。そうすればより高い成果が得られ給与アップが見込まれます。

 

端的に言うと、年功序列では頑張らなくても給与が変わらないので、キャリアを形成しようと言う意欲が削がれます。一方で、成果報酬だとキャリア形成によって高い報酬を得ようと言う欲が生まれます。

 

これには正のスパイラルの効果があります。社内にうまくキャリア形成をしている人が生まれると、それを見た後輩社員がそれを真似してさらに良いキャリアを形成しようと努力します。これが繰り返されることで社内に多様なキャリアを持った人が生まれます。こうして社内の人材が育っていきます。社内の人材が魅力的だと、他社から魅力的な人が転職してくるかもしれません。こうして豊富な人材プールが生まれます。

 

今日は少し硬い話をしてしまいました。たまにはこういうのも混ぜていこうと思います。

 

ではまたー。